第25回不動産市況DI調査
5月6日に公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会より、2022年4月時点の「不動産価格と不動産取引に関する調査報告書(第25回不動産市況DI調査)」が公表されました。
DI(ディフュージョン・インデックス)は、現在(2022.4.1時点)と3ヵ月前とを比較して、「大きく上昇」「やや上昇」「横ばい」「やや下落」「大きく下落」のそれぞれの回答比率から、土地価格等の動向を3ヶ月ごとに指数化したものです。
本調査によれば、土地価格動向のDI指数は、全国で12.0(前期比+1.2ポイント)で、5期連続のプラスとなっています。
地域別では、北海道・東北・甲信越地区5.4(同-2.9ポイント)、関東地区17.4(同-0.8ポイント)、中部地区5.0(同+7.0ポイント)、近畿地区11.3(同+2.5ポイント)、中国・四国地区7.9(同+4.3ポイント)、九州・沖縄地区15.9(同+4.8ポイント)となっています。
主な調査項目における、全国と関東地区のDI指数の直近一年間の推移は以下の通り。
価格については上昇傾向にある一方で、賃料は依然として下落とみる傾向にありますが、関東地区の居住用賃貸については、わずかに上昇に転じています。
更新日:2022年6月10日