平成28年相続税路線価
7月1日、国税庁から平成28年相続税路線価の発表がありました。
全国平均で+0.2%の上昇となり、地価公示と同様に8年ぶりの上昇に転じています。
東京都内の平均変動率は+2.9%で3年連続の上昇となりました。
最高価格地点は例年と変わらず、中央区銀座5丁目の銀座中央通りで1㎡当たり3,200万円となっています。
上昇率のトップも同地点で+18.7%(前年+14.2%)と高い上昇率を示しています。
都内税務署別の最高価格地点の変動率を見てみると全48地点中47地点が上昇、1地点のみ横ばいとなりました。
上昇地点の内、40地点で前年よりも上昇率の拡大が見られ、さらに7地点で10%を超える値を示しました。
高い上昇率を示した地点には都心・副都心の商業性の高い地点が並びますが、その中、都心部からやや離れた世田谷区玉川2丁目の玉川通りの地点でも+10.4%という高い上昇が見られました。
これは昨年、全面オープンした複合商業施設「二子玉川ライズ」の影響があるものと思われます。ここはネットショッピング大手の楽天が移転してきたところですね。
なお、当事務所が所在する豊島税務署管内の最高価格地点は、池袋駅東口のグリーン大通り北側、公示価格の豊島区最高価格地点でもあるビックカメラ池袋東口カメラ館前となっています。
ちなみに、今年の発表に合わせて、国税庁の路線価検索のページも若干リニューアルされてますね。
使い勝手はどうでしょうか、あまり変わらない気がします。
更新日:2016年7月13日