池袋 再開発 続々
最近、池袋では大型の再開発が色々と目白押しに計画されているのですが、今回はいくつか簡単に紹介していきます。
まず、豊島区の庁舎が移転した後の旧庁舎と公会堂の跡地において、地上30階の高さ146mの高層ビルの建設が予定されてます。大規模オフィスに加え、池袋の新たな文化とにぎわいを創出する、多様なアート・カルチャーを発信する8つの劇場が設置される計画となっています。
詳細については以前の記事を参照下さい→豊島区旧庁舎跡地の再開発
次に、駅を挟んで池袋駅西口では、「池袋駅西口地区まちづくり協議会」による大規模な再開発が検討されています。
平成25年9月に基本構想案が示され、平成27年1月に東武百貨店が計画に加わったことで、エリアが拡大し、平成27年6月に3棟の高層ビルを軸とした新たな基本構想が練られています(下記図参照)。
事業が完了したあかつきには、駅前の回遊性の向上とともに計画範囲周辺部を含んだ池袋駅西口地域全体の商業性の大幅な上昇が期待されます。
南池袋1丁目では、西武鉄道池袋ビルの建替え計画が進行しています。
西武池袋駅に隣接する一帯に、西武池袋線をまたぐ形で地上20階地下2階建てのオフィスビルが建築される予定で、低層階には商業施設が入り、上層階はオフィスフロア、延床面積約49,600㎡、2019年3月の完成予定となっています。
その他、平成27年3月に閉館した「スポルト池袋」跡地では、「東池袋一丁目新シネマコンプレックスプロジェクト(仮称)」が計画されており、2017年の開業を予定しています。首都圏最大級のシネマコンプレックスで、4階から15階部分に計12スクリーン、2,600席を設置される予定となっているようです。
東池袋4丁目の造幣局跡地では、約3.2haの敷地に防災公園を併設した再開発が検討されています。
平成27年7月、池袋駅周辺地域が都市再生特別措置法に基づく「特定都市再生緊急整備地域」に指定されました。
「都市再生特別地区」の指定を受けることで、通常の都市計画法や建築基準法の規制に比べて、容積率の緩和等、高度利用が可能となり、事業性の大幅に向上することから更なる開発の促進が期待されます。
更新日:2015年12月12日