平成21年地価公示について
3月24日に国土交通省が1月1日時点の公示地価を発表しました。
概況はこちら→http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/20090323/
平成21年地価公示に基づく動向
当社(有限会社つかさ不動産鑑定事務所)の所在する豊島区の近年の動きと、全国的な流れについてまとめてみました。
豊島区の近年の動き
公示地価平均価格推移
上図は2000年から10年間にわたる豊島区の公示地価について、平均価格の推移を示したものです。
一貫して下がり続けてきた地価は、2006年を底に急激な上昇を示していましたが、2009年に再び下落に転じています。
住宅地の地価平均は過去3年間で0.9%、12.9%、15.3%と推移してきましたが、2009年は▲7.2%となりました。
住宅地は24地点の全てが▲5.0%以上の下落となり、下落率が最も小さい地点で▲5.0%、最も大きい地点では▲8.9%となりました。また、住宅地の最高価格地点は引き続き目白4丁目で、前年比▲6.5%の685千円となりました。この価格は1999年と同水準となります。
商業地の地価平均は過去3年間で0.7%、21.5%、25.4%と推移してきましたが、2009年は▲13.8%となりました。
商業地も35地点の全てで▲5.0%以上の下落となっていて、▲10.0%以上の下落となったのは26地点になります。下落率が最も小さい地点で▲5.1%、最も大きい地点で▲16.0%となりました。商業地の最高価格地点は引き続き東池袋1丁目で、前年比▲16.0%の840千円となりました。この価格は1997年と同水準となります。
更新日:2010年9月10日