令和5年相続税路線価
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7月3日、国税庁から令和5年の相続税路線価が発表されました。
対前年変動率の全国平均は+1.5%となり、前年の+0.5%から上昇が継続しました。
各都道府県ごとの平均値でみると、25都道府県で上昇、2県が横ばい、20県で下落となっています。
下落した県でも福井県を除いて、下落率は縮小しています。
上昇率が最も高かった都道府県は、北海道で+6.8%。
北海道新幹線の延伸、札幌市の再開発事業、札幌市やその近郊での住宅地の需要増加などが要因とみられます。
次に、商業地が活性化している福岡が+4.5%、宅地需要が高まっている宮城が+4.4%と続いています。
東京、沖縄でも+3.0を超える上昇率となりました。
各都道府県庁所在都市の最高価格地点でみると、
価格が上昇したのが29都市(前年15都市)、横ばいが13都市(前年16都市)、下落が4都市(前年16都市)となりました。
※千葉市は最高路線価の所在地が変更したため含まず。
最も価格の高い東京都中央区の銀座中央通りは、1㎡当たり4,272万円(前年4,224万円)で、
3年ぶりに上昇に転じ、前年比+1.1%となっています。
更新日:2023年8月9日
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