豊島区現庁舎地について
さて先頃、弊社代表が不動産鑑定士として、豊島区の「現庁舎周辺まちづくりを考える会」に参加されました。
その日は現庁舎地活用事業の優先交渉権者決定に関する説明が行われたそうです。
豊島区役所はGW明けの平成27年5月7日に新庁舎に移転します。
新庁舎整備費用の財源を確保するため、定期借地方式で現庁舎地の民間活用を検討してきました。
平成27年3月、事業者の公募・審査を踏まえ、優先交渉権者を決定。
今後、優先交渉権者と協議を進め、基本協定を締結し、平成28年3月末に定期借地権設定契約を締結予定。
(仮称)豊島区新ホールと民間施設を一体的に整備する予定とのことです。
【事業敷地図】
【イメージ図】
優先交渉権者
(定期借地権者、不動産開発、民間施設等のマネジメント)
・東京建物株式会社(代表事業者)
・株式会社サンケイビル
(設計、建設、工事監理)
・鹿島建設株式会社
【施設の概要】
A敷地(現本庁舎敷地)
用途:オフィス、シネコン、カンファレンスホール、商業施設
階数:地上30階(地下2階)
高さ:146m
容積率:約1,580%
延床面積:約64,000㎡
竣工:平成32年3月
B敷地(現公会堂敷地)
用途:新ホール(1,300席)、ボカロ劇場、スタジオ、飲食店舗
階数:高さ約40m7階
容積率:約290%
延床面積:約10,000㎡
竣工:平成31年3月
一括前払い地代191億円
収入予定時期平成28年3月
借地期間76年6ヶ月
【容積率割増と容積移転】
容積率移転とは、未使用の容積率を隣接・近接する土地に移転して活用する方法です。
東京駅の未使用容積率も近隣の高層ビルに移転されています。
現庁舎地周辺の開発は平成32年完成予定という事で、バッチリ東京オリンピック開催に照準を合わせていますね。
7つの劇場を予定しており、既存の映画館と合わせたら「映画といえば豊島区!」という特色が出来そうです。
ボカロ劇場の文字を見た瞬間に、衝撃が走りました!!
いよいよGW明けに新庁舎がスタートします。
新庁舎周辺の今後も楽しみですし、完成後の中池袋公園周辺は賑やかになりそうですね!
つかさ不動産鑑定事務所は、池袋のまちづくりに貢献しています。
更新日:2015年12月12日