火災保険について
ここ数年、災害が相次ぎ、「自然災害によって所有物件に被害があった場合、保険は適用されるのか?」
と、賃貸住宅オーナーの不安の声もあるようです。
台風の場合、火災保険が適用できます。竜巻被害も同様です。
火災保険は火災の他、風災、水災、水漏れなどに適用されます。
被害の状況と保険の内容により、一部もしくは全額の補償が受けられることになります。
注意しなければならないのは、「真価実損払い」と「時価払い」です。
「時価払い」は、築年数などの理由で、建物の資産価値が下がっていると判断された場合、保険額全額は支払われません。
「真価実損払い」は評価額が下がってしまった住宅でも、新築に必要うな費用が補償されます。
その分、保険料の支払いは高くなりますが、最近の災害頻度を考えると「真価実損払い」の方が安心なように思えます。
また、アパートで多い給水設備等の事故による水漏れも対象になるものもあります。
他にも、「家賃特約」を付けた火災保険もあります。
これは、火災で所有物件を失ってしまうと、建替えるまで家賃収入がなくなってしまうので、既定の範囲で得られたはずの家賃相当額が支払われるという特約です。
多くの場合、管理会社が保険代理店業務も行っている為アドバイスしてくれますが、自主管理のオーナーだと、保険プランの確認、変更等の検討をする場合、保険について研究することが必要だと思われます。
更新日:2013年10月28日